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プログラム
カルミナ・ブラーナ(中世ブラヌス写本)
出演者
指揮/リコーダー:濱田芳通
アントネッロ:ヴォーカル/鈴木美登里・中川詩歩・中山美紀・中嶋俊晴・新田壮人・彌勒忠史・田尻 健・清水健太郎・谷本喜基
器楽/天野寿彦(フィーデル)・武澤秀平(フィーデル/レベック) ・長谷川太郎(ショーム) ・南紘平(スライドトランペット) ・伊藤美恵(中世ハープ) ・高本一郎(中世リュート) ・上羽剛史(オルガネット) ・立岩潤三(パーカッション)
みどころ
「カルミナ・ブラーナ」といえばカール・オルフ、という認識を誰もがお持ちではないだろうか。今回我々が演奏する「カルミナ・ブラーナ」は中世の時代のもので、正式名は「ブラヌス写本」、13世紀の中世詩歌の集大成である。南チロルまたはオーストリアのシュタイアーマルク州で編纂されたという説が現在最も支持されている。この写本は19世紀初頭にミュンヘン近郊のボイレン修道院で発見され、「カルミナ・ブラーナ(ボイレンの歌)」と呼ばれるようになった。オルフはこれらの詩にインスパイアされて曲を書いたが、この写本に残された譜面とは一切関係がない。
写本には、恋、酒、風刺、欲望が詰まった約250編の詩があり、そのうち旋律が付されているものと、他の地域に残る写本と照合することで演奏可能になる曲は約50編である。詩の多くは「ゴリアルドゥスGoliardus」と呼ばれる放浪学僧たちによって書かれた。聖職者を志しながらも教会の制度に背を向け、自由な人生を選んだ、“中世の知的アウトロー”とも言うべき彼らの詩は、道徳や宗教を軽やかに茶化し、欲望を謳歌しながらも辛辣に人間心理を突く。
現代社会にも響くであろう、この中世カルミナ・ブラーナの多彩な世界を感じて頂けたら幸いである。
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