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プログラム
塩見允枝子《並行する時間 N.J.パイクへ》
J. ウォルシュ《PIANO PIECE》
ラ・モンテ・ヤング《コンポジション1960》より
山根明季子《KILL PIECE》(世界初演)
川崎槙耶《新曲(タイトル未定)》(世界初演)
ほか
曲目・曲順は変更となる場合がございます。
出演者
川崎槙耶(Pf. & Performance)、ほか数名の賛助者
川崎槙耶(かわさきまや)プロフィール
ピアニスト、パフォーマー。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校ピアノ専攻及び東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業、同大学院修士課程器楽専攻ピアノ研究分野修了。学内にて同声会賞を受賞。
演奏行為の拡張と演奏行為からの脱却、作品と演奏の新たな関係性をテーマに作品制作や公演の企画制作、ピアノ演奏、実験音楽のパフォーマンスを行う。同名の楽曲に独自の映像を付けて発表した監督作品《HALLELUJAH JUNCTION》が「東京藝大アートフェス2022」にて優秀賞を受賞。そのほか、《振り子の音楽》《コンポジション1960第7番》《シアター・ミュージック》など、既存の実験音楽作品を創造的に解釈した演奏・映像作品を多数発表。2024年に作曲家の柴山真太朗氏とユニット「CreativeMMCP」を結成し、主催企画vol.1「人はなぜ、モーツァルトのカデンツァで自由を行使しないのか?」(2024・2025年)を企画・制作。委嘱作品やフルクサスのイヴェントなどをすべてカデンツァに内包して上演するという前代未聞の内容により好評を博す。また、「東京藝術大学大学院修士リサイタル」(2019年、東京藝術大学主催)、「歌を捨てよ 分断を歌おう」(2021年、布施砂丘彦氏主催・企画)、「TACT Festival 2022 ~変な音楽、集めました。~」(2022年、東京芸術劇場主催)、「両国アートフェスティバル 2024」(2024年、一般社団法人もんてん主催、山根明季子氏芸術監督)などの公演に出演し、実験音楽パフォーマーとして活動の幅を広げている。
NHK-FM 開局40周年特別番組「気ままにクラシックスペシャル」(2009年)などメディア出演も多数。2011年~2013年度ヤマハ音楽奨学支援奨学生。
YouTube: @MayaKawasaki / X: @wagnerian_maya / Instagram: @maya_kawasaki
みどころ
(川崎槙耶メッセージ)
私はこれまで、「演奏」という行為を多面的な視点から相対化し、創造的な読みと演奏における自由の可能性を探求すべく公演や作品を制作してきた。公演や作品を作るにあたって私がとりわけ取り組んできたのは、フルクサスによるイヴェントをはじめとする「テキストスコア」の作品だった。五線上の楽音ではなく、主に言葉を用いて記されたテキストスコアは、単純で、直情的で、どんな人でも創作可能で、どんな人でも演奏可能で、多様な解釈の「開かれ」があり、創造的な表現を受容する。テキストスコアにおけるこうした特徴──作品の非人格化や日常と非日常の境界の曖昧さ、そして、あらゆる「練達」の放棄──は、技術偏重・信奉に陥りがちな演奏の従来的規範を打ち破るのではないだろうか。演奏家自身が内的に規律化しているさまざまな要素から演奏家を解き放ち、演奏行為を起点とした自由な創造の実現に一歩近づけるのではないだろうか。
本公演では、フルクサス運動が世界的に広がった1960年代から当時の反芸術主義的エネルギーが失われつつある現在──2020年代にいたるまでのテキストによる作品を中心に取り上げ、演奏における練達の放棄を思考する。書かれたものの一義性から距離を置き、演奏解釈の限界へと向かうことで、新たな表現方法の地平を切り拓く過程のひとつとなることを目指す。
主催:DUCK KEN
後援:
お問い合わせ先
メールアドレス:hommasama@gmail.com
電話番号:09063044476
その他のお問い合わせ先:DUCK KEN 担当:本間
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