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プログラム
モーツァルト:ピアノソナタ第11番 イ長調 KV331 「トルコ行進曲付き」
ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番 ホ長調 Op.109
シューベルト:アレグレットD915
シューベルト:ピアノソナタ第19番 ハ短調 D958
出演者
今川映美子(ピアノ) Emiko Imagawa, Piano
桐朋女子高等学校音楽科卒業。
桐朋学園大学音楽部在学中、ウィーン国立音楽大学に留学し、同大学に首席入学・卒業後、同大学院にて研鑽を積む。
サレルノ国際コンクール最高位、カプリ国際コンクール入賞、ストレーサ国際コンクール、 エンナ国際コンクール第3位(1位なし)入賞と、ヨーロッパ各地のコンクールで次々に入賞を果たし国際的に高い評価を得る。
帰国後も欧米より招聘され演奏活動を行い、国内においてもリサイタルや室内楽をはじめ、スーク室内管弦楽団、 ノルディック管弦楽団の他、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、 オーケストラ・アンサンブル金沢、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、 名古屋フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団などの国内外のオーケストラと協演。
ロイヤルメトロポリタン管弦楽団とは、巨匠イェルク・デームスと共に“バッハの2台のピアノのための協奏曲”を、 また、「今川映美子ピアノ協奏曲の夕べ」において一夜に3曲のピアノ協奏曲を演奏する。
ジャン=ピエール・ヴァレーズ、十束尚宏、飯守泰次郎、堤俊作、故・榊原栄、秋山和慶、本名徹次、クリスチャン・リンドバーグ、 飯森範親、小泉和裕、梅田俊明、現田茂夫など国内外の多くの著名な指揮者と共演。
2006年から2014年にかけて全12回にわたるシューベルトピアノソナタ全曲演奏を主軸としたシリーズ「今川映美子~ シューベルティアーデ」 は、好評を博した。
2015年から2018年にかけて、シリーズコンサート 「今川映美子~フランスゆかりの作曲家たち~」 を開催。
2018年より 「イクス・アンサンブル」 メンバーとして活動した。
彼女の洗練されたウィーンの典雅なピアニズムは聴き手を魅了してやまないが、近年では『今や中堅層を支える実力派として地歩を確実に刻んだ』(音楽の友)、 『ドラマティックで雄大な表現はもはや一般の日本人ピアニストの常識を越えたものといってよく、その力強い輝かしい表現力によって聴き手を圧倒した』(ムジカノーヴァ) と称される他、ショパン誌『演奏会ランキング』、音楽の友誌『コンサートベスト10』の筆頭に顔を出すなど、実力派ピアニストとして着実にそのキャリアを築いている。
CDは、ベートヴェンのピアノ・ソナタ「悲愴」「月光」「告別」を含む、オール・ベートーヴェン・プログラムの1stアルバム「Bee.(ビー)」、 2009年秋に待望のオール・シューベルト・プログラムによる2ndアルバムをベルウッドレコードよりリリース。
さらに、2014年9月にオール・シューベルトプログラムの3rdアルバム、2017年7月に変奏曲7曲を収録した4thアルバム「VARIATIONS」、 2021年8月にオール・シューベルトプログラムの5thアルバムを ALM RECORDS よりリリース。
レコード芸術誌特選盤・準特選盤に選出されるなど、高い評価を得ている。
テレビ朝日「新・題名のない音楽会」、NHK-FM、NHK-BS「ぴあのピア」等、テレビ、ラジオに度々出演する他、 ルーセル国際ピアノコンクール(2008年、ブルガリア)、ヤマハジュニアピアノコンクール、日本クラッシック音楽コンクールの審査員を務めるなど、 多方面で活躍している。
これまでに、ピアノを有賀和子、クラシミーラ・ヨルダン、ディアンコ・イリエフ、ハインツ・メディモレック、ローラント・ケラー、 故・ゲオルク・ヴァシャヘーリ、セルゲイ・エーデルマンの各氏に師事。
ヴィレム・ブロンズ、アルヌルフ ・フォン・アルニムに薫陶を受ける。
現在、武蔵野音楽大学講師。
みどころ
●今川映美子氏のこと
1997年7月のこと、筆者は、今川映美子というウィーンに学んだ若い女流ピアニストの演奏に接し、そのウィーン的情緒に溢れる端正で気品のある表現に感銘を受けた。それから彼女の演奏に接することは、筆者の大切な楽しみとなったが、情熱的な演奏活動を開始した彼女は、めきめきと力を蓄え、スピーディに実力派のコンサート・ピアニストに成長したのである。今回のリサイタルの案内は、筆者に過去の歓びを再燃させた。現在成熟の境地に達しているであろう彼女の演奏を聴けるのが、今から本当に楽しみでならない。 〈音楽評論家 柴田龍一〉
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:主催:プロアルテムジケ 03-3943-6677 www.proarte.jp
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