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プログラム
当公演に出演のアンドレアス・ヘフリガーにつきまして、現在もなお日本政府による新型コロナウイルス感染症水際対策措置における、海外からの渡航者への入国制限緩和の目処がたたず、今秋の招聘につきましても入国に困難を要する可能性が高い事から、大変残念ではございますが招聘の中止を決定いたしました。
チケット料金払い戻しにつきましては、情報が確定次第、お知らせいたします。
この度の決定により、ご関係者の皆様には大変なご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんが、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 (2021年8月17日)
L.v. ベートーヴェン:ピアノソナタ第16番 ト長調 Op. 31-1
L.v. ベートーヴェン:ピアノソナタ第18番 変ホ長調 Op. 31-3「狩」
M. ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
出演者
アンドレアス・ヘフリガー (ピアノ)
アンドレアス・ヘフリガーは、スイスの名テノール歌手 エルンスト・ヘフリガーを父にもちドイツで育った。15歳でニューヨークのジュリアード音楽院へ入学、瞬く間に一流のピアニストとして認められ、ニューヨーク・フィルハーモニック、クリーヴランド管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、シカゴ交響楽団、サンフランシスコ交響楽団などアメリカの主要オーケストラと次々に共演。ヨーロッパでもロイヤル・コンセルトヘボウ、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、パリ管弦楽団、ロンドン交響楽団、ウィーン交響楽団といった名だたるオーケストラと共演を重ねてきた。
またルツェルン、エディンバラ、アスペンなどの音楽祭には常連アーティストとして招待され、1988年にニューヨーク・デビューを果たし、今日優れたリサイタル・アーティストの一人として知られ、欧米、アジアなどで高い評価を得ている。ロンドンのヴィグモアホールでは、モーツァルトからリゲティまでの作品とともに、ベートーヴェンのピアノ作品を全曲演奏するヘフリガー・シリーズ「パースペクティヴ」を定期的に開催し、このリサイタル・シリーズは彼の近年のCDとも関連づけられている。またコペンハーゲン・ルイジアナ美術館に於いて、トップクラスの音楽家を招いてのリハーサルやコンサートを行い、2019年1月にはロッテルダム、シンガポール、マドリッド、香港でツアーを行った。
2019年のBBCプロムスで、彼と同じスイス人作曲家ディーター・アマンに特別に委嘱したピアノ協奏曲「グラン・トッカータ」を、サカリ・オラモ指揮/BBC交響楽団との共演で世界初演。同曲はスザンナ・マルッキ指揮/ボストン交響楽団と北米でも初演され、ウィーン響、ミュンヘン・フィル、台北市立響との共演のほか、ルツェルン音楽祭ではヘルシンキ・フィルと共演した。
2020年3月、コロナウイルスが発生したとき、ヘフリガーはスイス・アルプスの山小屋におり、演奏できなくなったコンサート(エサ=ペッカ・サロネン指揮/フィルハーモニア管弦楽団とのベートーヴェン、上海、広州、北京での協奏曲ツアー、エディンバラ、ルツェルン、シカゴのフェスティバルへの出演など)を悔やみながらも、この強制的な反省期間を利用してベートーヴェンの記念碑的なピアノソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》Op.106に取り組み、その演奏とアルプスの環境を撮影したアートムービーを完成させた。この映画は映画館やテレビ局で取り上げられており、2020年のアスペン音楽祭では、予定されていたライブ・リサイタルの代わりにストリーミングで世界初公開された。
ソニークラシカルよりモーツァルト、シューマンといったソロCDの他、デッカよりタカーチ弦楽四重奏団、バリトンのマティアス・ゲルネとのCDをリリース。ゲルネとのシューベルトの録音はドイツ・レコード批評家賞を受賞している。2018年春、BISレコードより「パースペクティヴ」シリーズの最新盤をリリース。また2020年春には初のコンチェルト・アルバム「アマン、ラヴェル、バルトーク ピアノ協奏曲(スザンナ・マルッキ指揮/ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団)」をリリース。ディーター・アマンのピアノ協奏曲「グラン・トッカータ」は、この時に世界初録音された。今秋にはベートーヴェンの初期のソナタをリリースする予定。
みどころ
本公演は2020年5月21日の延期公演になります。
【曲目変更のお知らせ】 2020年で演奏を予定していたベートーヴェン:ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」は、演奏者の都合により、上記2曲のピアノソナタに変更されました。なにとぞご了承ください。
ー息をのむようなヴィルトゥオーゾ、そして真のベートーヴェニアン (2018 Telegraph)
ーヘフリガーの演奏は、人々の期待にたがわぬ正確なテクニックを持ち、また豊かな感受性には、はっきりとしたコントラスト、力強さを自然に表現している (2019 Der Standard)
欧米の一流オーケストラへの出演に加え、ルツェルン、ザルツブルク、アスペンなどの主要音楽祭の常連であるヘフリガーは、今日優れたリサイタル・ピアニストの一人として知られ、北米、アジアでゆるぎない評価を得ています。今回のプログラムは、昨年の公演予定だったベートーヴェン「ハンマークラヴィーア・ソナタ」を変更し、ペートーヴェン中期の傑作ソナタ2曲と、神秘的かつ壮大なスケールの「展覧会の絵」をお届けします。
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:プロアルテムジケ TEL:03-3943-6677 Email: info@proarte.jp
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