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プログラム
■J. アンデルセン:3つの小品 作品57 (1893)
Karl Joachim Andersen (1847-1909): Trois Morceaux op. 57
■S. カルク=エーレルト:無伴奏フルートのためのソナタ「アパッショナータ」嬰ヘ短調 作品140 (1917)
Sigfrid Karg-Elert (1877-1933): Sonata (Appassionata) für Flöte Solo fis-moll op. 140
■S. カルク=エーレルト:シンフォニッシェ・カンツォーネ 作品114 (1917)
Sigfrid Karg-Elert (1877-1933): Sinfonische Kanzone für Flöte und Klavier op. 114
■W. ギーゼキング:ソナチネ (1935)
Walter Wilhelm Gieseking (1895-1956): Sonatine für Flöte und Klavier
◆◇◆休憩◆◇◆
■Th. ベーム:エレジー 作品47 (1880)
Theobald Böhm (1794-1881): Elegie op. 47
■C. ライネッケ:フルートソナタ ホ短調「水の精」作品167 (1882)
Carl Heinrich Carsten Reinecke (1824-1910): Sonate "Undine" für Pianoforte und Flöte op. 167
出演者
■山 中 淳 史〈フルート〉YAMANAKA Atsushi, flute
神戸市出身、12才よりフルートを始める。武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科フルート専攻卒業後、東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマコース(現尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアール ディプロマ科)修了。「トレヴァー・ワイ フルートセミナー2015」に参加し、更なる研鑽を積む。フルートを遠藤和美、甲斐道雄、大友太郎、小泉剛の各氏に、室内楽を中川良平氏に、演奏理論を長良洋子氏に師事。2001年「第10回日本フルートコンベンションコンクール」アンサンブル部門銅賞(第3位)受賞。これまでに、モーツァルト室内管弦楽団、板橋室内管弦楽団、三田市吹奏楽団、松永みどり弦楽四重奏団等と共演する他、多数のソロ・リサイタルを開催し好評を博す。
2012年木管フルートとの出会いを機に“木”が持つ響きと音色に魅せられ、オールドやビンテージ等の銘器での演奏経験から、19世紀にTh.ベームが創り上げた初期フルートのシステムにこそ自らの理想の音を見出されると感じ、楽器にもこだわって演奏活動を続けている。
現在、特定非営利活動法人ジャパンフルートオーケストラソサィエティー副理事長。一般社団法人日本フルート協会、神戸音楽家協会、尼崎芸術文化協会各会員。神戸市立北神区・北区各文化センターフルート講座講師。
【You Tubeチャンネル】
https://youtube.com/@flutist.yamanaka
■前 北 恵 美〈ピアノ〉MAEKITA Emi, piano
神戸市出身、4才よりピアノを始める。武庫川女子大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。兵庫教育大学大学院修士課程芸術系音楽コース修了。兵庫県大学新人演奏会をはじめ、ジョイントリサイタル開催の他、様々な演奏会に出演。兵庫県立芸術文化センターにてソロ・リサイタルを開催。2007年~2011年デュオハヤシ主催豊岡室内楽講習会及びミュージックキャンプin和歌山、2015年よりデュオハヤシ室内楽セミナーに毎年参加し研鑽を積む。近年は主に管弦楽器奏者との共演に積極的に取り組んでいる。これまでにピアノを森洋子、田原富子、木下千代の各氏に、室内楽を林俊昭、林由香子の各氏に師事。
現在、兵庫大学、神戸親和大学各非常勤講師。神戸音楽家協会、日本音楽表現学会各会員。
みどころ
~浪漫派への憧憬~
フルートにはロマン派時代の誰もがよく知る作曲家による作品はほとんど残されていません。この楽器が元来もつ牧歌的で愛らしい性格は、ロマン主義の悲劇的な激情を表現するにはやや難しく、作曲家達の霊感を想起させなかったのでしょう。そのような中、19世紀に活躍した名フルーティストは、自身の楽器のためにロマン主義あふれる作品を残してくれました。それらの曲には、ショパンのピアノ曲がそうであるように、自身の楽器に精通しているからこそ創り得た美しさと演奏の喜びがあります。ロマン派時代への憧れの想いを込め選んだフルートのための珠玉の作品をお愉しみください。
~プログラム~
ロマン派のフルート音楽における金字塔であり最重要作品のライネッケのソナタ「ウンディーネ」を中心に、現在のベーム式フルートを作り上げたフルート界の“万能の偉人・ベーム”、美しいエチュードを多く残した19世紀を代表する名フルーティスト“フルートのショパン・アンデルセン”、少し時代は下りますが、ロマン派の息吹を色濃く残すカルク=エーレルトとギーゼキングの作品を並べました。
~使用楽器~
サクライフルート2023年制作
(コーカスウッド製管体・14金製メカニズム・象牙製同一径トーンホール、オープンG♯システム、ベーム式親指キィ)
日本のフルートメーカーの中で木製フルート制作の草分け的存在の「桜井フルート制作所」に制作していただきました。1847年にベームが作り上げた初期円筒管を理想としたこの作品は、オープンG♯システムとベーム式親指キィを採用し、トーンホールは足部管まで同一径になっております。管体は19世紀ヨーロッパで木管制作に多用されたコーカスウッドを使用し、メカニズムは総14金製、リッププレートは18金製で、歌口はバロックフルートのような極小のオーバル型です。
お問い合わせ先
メールアドレス:flute.music.laboratory@gmail.com
電話番号:070-9119-2610
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